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マインクラフトエクスペリエンス

作成日: 2023-08-09 | 最終更新日: 2024-08-09

私は、マインクラフトで多くの時間を費やし、時間を無駄にしてきたが、マインクラフトでの経験が自分の人生に大きな影響を与え、それは決して悪いものではなかった。ここでは、マインクラフトで経験してきたことを、振り返ってみる。だが、マインクラフトの経験がどう人生に影響したかという、最初の一文に対する詳細を書くかどうかはわからない。

私がマインクラフトの存在を知ったのは、2015年の春ごろだったと記憶している。当時は小学生だ。そして、このころは私が初めてスマートフォンを使い始めた時期でもある。スマートフォンを使う前は、俗にガラケーというものを使っていた。私は、タッチディスプレイでの操作精度(誤タッチ、反応が悪いことなど)に疑問を持っており、使いにくいだろうと思い込んでいたので、従来のガラケーのようにキーがついたガラホなるものを親に所望した。機種まで言うと、SharpのAQUOS Kである。ガラホと呼ばれる機種は、従来のガラケーの形状にAndroid OSを搭載している。
と書いたところで、どうでもよくなったので、省略する。結局、家族で同じ機種でそろえると割引になるみたいなどうたらこうたらで、私は完全なスマートフォンを授かった。機種はInfobar A03だった。
私はすぐにスマートフォンの画面に夢中になった。それはまさに光る拘束具だった。特にYouTubeは四六時中見ていた。そこでマインクラフトの動画も初めてみた。Game Week with Google Playの動画で、クリエイターたちがクリエイティブでマルチプレイするものだった。これでマインクラフトに興味をもち、いろんなマインクラフトの動画を見始めた。マインクラフトは有料のゲームで、支払い方法が分からなかったので、無料でプレイしようとした。このときexplorerみたいな単語がついていた気がする名前のブロックゲームをインストールしてプレイしていた。もはや、マインクラフトとは別のゲームではあったが、同じブロックのサンドボックスゲームで、マインクラフトより劣るのにも関わらず、初めてのサンドボックスゲームであり、夢中でプレイした。
それから半年後の2015年の秋ごろ、ついにマインクラフトがどうしてもプレイしたくなり、マインクラフトのapkを怪しいサイトからダウンロードし、プレイしていた。だがその後、結局、無料で第三者からアプリを入手するのはリスキーだし、アップデートがすぐに受け取れないし、スマホ版のマインクラフトは所詮、数百円だし、ストアから有料アプリの購入法も分かったので、買うことにした。


最初のワールド

最初は、ほとんどクリエイティブでプレイしていた。そして、ブロックランチャーという、サードパーティ製のアプリでmodを導入してプレイしていた。敵モブに対して恐怖心があったので、サバイバルはプレイできなかった。気力が失せたり、ワールドが壊れたりして、何個かワールドを作り直して遊んだのだが、それについて一部ノートに記録があったので、それを見て振り返ってみる。ノートには基本的に箇条書きで記録されている。

最初のワールドは、2015年の10月か11月ごろに作成したもので、クリエイティブで遊んでいた。これは、単に操作やゲーム性に慣れるために遊んだだけのワールドだ。主に、オオカミを召喚しまくったり、TNTをたくさん置いたりなど、まあ、やりがちなことをしていた。


あーちゃんの王国

あーちゃんの王国。バージョンは0.12.1。初めてのゲームプレイから、しばらくしてサバイバルモードをしようと決心がついたので作ったワールドだ。ノートでは、このような箇条書きがある。

マグマダイブでアイテムを失うことによる、精神へのダメージは今でも大きいので気持ちは分かるが、やはり心が折れるのが早すぎる。チートに切り替えても、得られる満足感はなく、結局やめてしまったのだ。そう、チートを使ってもそこにあるのは虚無だ。

ノートによると、あーちゃんの王国でマグマダイブしてアイテムロスして心が折れた後、クリエイティブに切り替えて楽しんでいたころに、ブロックランチャーに出会ったようだ。


あーちゃんの王国2

あーちゃんの王国2。発展しないあーちゃんの王国を削除し、新規一転やり直そう、というワールドだったと思う。あーちゃんの王国は、元々サバイバルのワールドで、途中からクリエイティブモードにしたが、サバイバルをクリエイティブで模倣したような意味のないプレイスタイルになったので、最初からクリエイティブでいろいろ建築して、ワールドを発展させたほうがいいだろう、という判断だ。意味のないプレイスタイルとは、クリエイティブモードなのに、ブランチマイニングで鉱石を掘ったり、農業して食料を生産したりすることである。クリエイティブモードだからアイテムはいくらでも用意できるのに、そんなことをする意味はないはずだ。ノートには次のように記録がある。

当時の私には、マグマダイブはトラウマだったようだ。レッドストーンmodは、ピストンなど当時のスマホ版マインクラフトにはなかったアイテムを追加するmodだった気がする。スマホ版マインクラフトは、マインクラフトポケットエディションという名前だった。現在はポケットエディションという名前がなくなって、コミュニティではベッドロックエディションか統合版という名前で通用する。TooManyItemsという名前だったか忘れたが、とあるmodのおかげで通常は出すことのできないブロックを出すことができた。そのブロックの中に、完全に透明なブロックがあり、これは便利だったが、このブロックには欠陥があり、ブロックが水に接触するとワールドがクラッシュしてタイトル画面へ戻ってしまうのであった。上空で水を使ったトラップを作っている際に、水が下へ垂れた。そして、地面のほうに置いてあった透明ブロックに水が接触して落ちた。ワールドが落ちたので、もう一度ワールドに入りなおすと、水が透明ブロックに接触する前の状態で入ることができたが、またすぐに水は地面に向かって落ちていき、透明ブロックと接触し、ワールドがクラッシュ。水が透明ブロックと接触する前に何とか透明ブロックを破壊できないか、何回も入りなおしている内に、自動セーブもされていき、最終的に水と透明ブロックが接触する寸前のところでセーブされ、もう入ってもすぐにワールドがクラッシュする状態になった。時間ループもののバッドエンドはこんな感じなんだろう。もうこのワールドで遊ぶことはできないと悟った。ちなみにこのワールドと思われるスクリーンショットが1枚ある。

マインクラフトのスクリーンショット画像。後ろに2つの家が見える。modを使っている様子も見て取れる。

数年後のことだが、訳あってスマホのパスワードが分からなくなるということがあったので、スマホのデータをすべてリセットすることになったことがあった。だが、Google+という所で何回か投稿していて、この画像が残っていた。Google+がサービス終了するにあたって、投稿したデータなどを一括ダウンロードするサービスをしていたので、そのときに投稿したデータは入手できた。画像の後ろの家は、チュートリアルを真似て作ったものだろう。左の豆腐の建物が私の建築センスのなさを物語っている。


あーちゃんの王国3

あーちゃんの王国3。クリエイティブのワールド。

マインクラフトのスクリーンショット画像 マインクラフトのスクリーンショット画像


ダイヤを探すワールド


あーちゃんの王国4

この頃では、一番進んだサバイバルワールドだった。

整地したときの画像。

マインクラフトのスクリーンショット画像

ここで、私はスマホに入り浸りすぎて、スマホを没収されてしまった。

これ以降については、またいつか振り返るかもしれない。マインクラフトエクスペリエンス(パソコン・pvp編)だろうか。

ざっくり言うと、
その後いろいろあって、パソコンを買い、パソコン版のマインクラフトで「あーちゃんの王国5」を作った。しかし、すぐにバグって遊べなくなった。と、ノートに書いてある。

結局私は、スマホのときもパソコンのときも、まともにサバイバルワールドが続けられなかったのだ。

スマホでも少ししたが、パソコン版のマインクラフトでは、ほとんどPvPというものをしていた。

私のマインクラフト経験は、こっちの思い出の方が強い。狂ったように熱中し、現実にも支障をきたすレベルで、長時間pvpで遊んでいた。

スマホのマインクラフトも、スマホが没収されるレベルなので、相当没頭してしまったが、pvpはもう病気というレベルだったと思う。

あのときは、pvpをしないと、不快感を感じ、pvpをしてその不快感を解消していた。簡単には抜け出せなかった。

ジッタークリックというマウスをクリックする方法がある。あのクリック方法で敵プレイヤーをペチペチ殴り、ましてやコンボが決まると、とても気分が高揚した。ざっくり書いて、こんな感じ。良くも悪くも人生に影響を与えたのが、マインクラフトだった。

あのとき、pvpに狂ったように熱中し、やめたくてもやめれない自分が「マイクラpvp依存症」であると考えた。あれから改善できたのは、たくさんの時間、自分を見つめて考え直す機会を恵んだ環境のおかげだと思っている。マイクラpvpでの経験はひどいものだったが、正直、マイクラpvpでの経験がなかったら、私はあまり良くない人間になっていた気がする。今の自分がいい人間ということではない。まだ、小学生の頃に比べてマシになったということだけは自覚がある。マイクラpvpに苦しめられて、どうにか、もがいて、とにかくたくさんの時間、自分を見つめ直し続けた結果だ。